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2008-07-15 (Tue)

パチンコ・サラ金のCM流すテレビ局

ニュース

【論説】 「『人々苦しめるパチンコ・サラ金のCM流すテレビ局、信用できぬ』の声」「高所得層はテレビ見ない」…広告業界の人々

★パチンコ解禁は断末魔? 信頼も文化も失ったCMの未来(前編)

・テレビの広告収益低下が止まらない。テレビは本当に「広告メディアの王座」から陥落したのか?
 そこに再生の道はあるのか? 気鋭の論客、広告プロデューサー・吉良俊彦氏と、マーケティング
 プランナー・谷村智康氏が論考する。

谷村 先日、08年3月期で、民放キー局全5社の営業利益が減益だったことが発表されました。
 主だった理由は、スポットCMの出稿量が減ったことです。一方で、国内の純広告費は4年連続で
 増加しています。これは、テレビというものへの、クライアントからの評価が下がっている結果だと
 思うんです。スポンサーは、テレビの広告効果が落ちていることをいろんな調査で把握していて、
 広告の放送料の値引きを要求してくる。それは合理的な商取引として当然です。
 これまでは「ちゃんとした企業だけがCMを放送できる」という社会的信用が、テレビ局によって
 担保されていました。その格式分だけ、放送料に上乗せができた。しかし、それも薄れてしまいました。

吉良 同感ですね。テレビでCMが流れる企業や商品は、国がお墨付きを与えたかのごとく、
 公益性や信頼性があるものとされてきました。だからこそ、企業は高い金を払った。しかし、
 それも昔のこと。その流れをさらに加速させたのが、パチンコ機のCM解禁だと思います。
 この間もタクシーに乗った時、私のことをメディア関係者だと知った運転手が、こういう話を
 するんですね。「私たちにとってギャンブルは息抜きです。ただ、射幸性が低いものでないと、
 娯楽にはならない。パチンコは、1000円で何分遊べるかわかりますか? 1時間で1万円は軽く
 消える。あれほど射幸性が高く、多くの人の生活を直接圧迫しているギャンブルはないんですよ。
 そういったもののCMを、子どもたちに見せてほしくないんです。それを無自覚に流している民放は
 信用できない」と。この声は、多くの視聴者の意識と一緒だと思うんです。テレビ局は、自分たち
 だけ儲かればいいのかと。(>>2-10につづく)
 http://excite.co.jp/News/society/20080715/Cyzo_200807_post_735.html

谷村 パチンコ機の前は、消費者金融のCMがあふれていたことがありましたが、そのように
 テレビ局がスポンサーの審査を緩め始めたのは、無理にでも、対前年比の広告売り上げを
 維持しようとしているからです。実際、東京以外の民放局の売り上げ低下がすごい。地方の話
 ではなく、大阪はもちろん、景気が良いはずの名古屋の落ち込みも厳しいです。これだけ
 スポンサーの審査を甘くしているにもかかわらず。民放テレビの広告ビジネスは、東京だけが
 かろうじて保っているような状況です。

吉良 テレビ局と広告会社存続のためであったとしても、パチンコとかサラ金とか「この業種は
 ないでしょ」っていうところのCMまで放映していると、その瞬間、公共の電波を使ったテレビが、
 視聴者のためではなく、特定の企業のものになっていることが露骨に透けて見えてくるわけです。

谷村 えてして新規参入企業などは、CMへの質的なこだわりも低い。いくら番組側が「続きは
 CMの後で」みたいな作り方をしても、視聴者はつまらないCMの間に別のことをしたり、HDDで
 録画した上でCMスキップしたりと、抵抗し始めているわけですよね。CMを見ようという習慣自体が
 なくなってきてしまった。

吉良 私は大学で講義を持っているのですが、学生のほとんどは「テレビはオンタイムでは
 見ません。CMはスキップしています」という。さらに学生だけではなく、そういうHDDを使いこなせる
 世代の年齢層は、どんどん広がってきています。そんなテレビの天敵である録画機のCMを
 テレビが流しているという皮肉な現実があるわけですよね。こうしたCM離れの現実は、修正
 しようもないのに、いまだ旧態依然とした収益構造を保とうとしているから、いろんなところに無理が
 出てきているんでしょう。

谷村 CM部分に限らず、「民放キー局による視聴時間の独占が崩れている」と私はこれまでも
 言ってきたんですが、あるケーブルテレビのデータによると、民放地上波を見ている割合は全日
 平均で15%程度で、CS局は合計して13%前後です。5チャンネルと60局の違いはありますが
 現在、受信環境が揃っているところでは、地上波の独占は崩れている。
 また、CS局単体もバカにできない。去年、優勝が絡んだ巨人阪神戦は、安定して5%近い
 視聴率を上げていました。いまやサッカー好きな人はサッカーを楽しめるチャンネルがあればいい。
 視聴者の嗜好が細分化していく中で、専門チャンネルの需要が上がっているわけですから。

吉良 マスメディアの代表だった地上波テレビにおいても、どういう視聴者にどう見せるのが
 メディアとして最も価値があるのか、というターゲットメディア的な考え方が求められているわけ
 ですよね。なのに、地上波のスポーツ中継はまったく反対のことをしている。とりあえず、
 女子アナとタレントをたくさん呼べばいいと。本質的にその競技を楽しんでもらおうという方向では
 なく、興味がない人をいかに取り込むかという発想。仮にここにスポーツメーカーがCMを
 打っても、タレント目当ての中高生の女の子たちは、その商品を買いません。視聴率が高ければ
 CM枠も売れるという考え方も、今のクライアントには通じなくなっているわけですから。

谷村 最近でいえば、トヨタの「レクサス」の広告展開が、テレビの影響力のなさを明らかにした
 と思います。広告出稿量ナンバー1企業のトヨタは、レクサスの顧客となる高所得層はテレビを
 あまり見ないというデータを持ってますから、レクサスのテレビCMをほとんど打っていません。
 今まで業界人がうすうす感じていた「テレビを使わないほうが、品が良くないか? ブランド構築に
 おいてプラスじゃないか?」という思いを、レクサスは忠実に体現した。ただ、今の段階で、レクサスは
 国内では苦戦をしている。なのに、「ほら見ろ、テレビCMをやらなかったからだ」という声は
 聞こえてこないし、トヨタ自身もテレビCMを増やそうとしない。このこと自体が、テレビの現実に
 企業側が気づいている証左だと思うんです。(以上、一部略)
【2チャンスレより】


TV放送に限りません。
週刊誌にしてもそうです。
たかが『雑誌』と思うでしょう。
でも、『名前』で売れている雑誌もあるんですよ。
女性○○とかね。
一般的ですが、多くの人が目にする。
もちろん、言っている事は話半分でも、社の威信を賭けて広告は選別していると
思う、素人庶民も居るんです。

「広告は載せるけどその広告先の信憑性等の責任は持たない」という姿勢は
時代に則さなくなったという事でしょう。

TVも雑誌も、「社名」を背負った、閲覧物に出す際は
社名の「信用」も加味され、広告を載せた責任は「雑誌」「TV」に求められ
『今の時代審査もしないで広告を載せるリスク』は報道機関が受け持つのが
庶民の常識だと知るべきです。

それだけ、「信用」を得ていたわけで。
今の強欲の前の人達は、きちんと責任やリスクを考えていたわけで
先人の作り上げた地位を守り、利権にしがみつくだけで
その、意義や熱意や情熱を理解できない物は、消滅する運命と・・・
なんですよ。

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